Windows Serverのサーバーマネージャーとは?基本的な使い方・役割を初心者向けに解説

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この記事はWindows Server初級講座の一部です。 基礎から順番に学習したい方は、講座一覧から進めてください。

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前の記事では、Windows Serverをネットワークへ接続するために必要な IPアドレスやDNSの設定について学びました。

ここからは、Windows Serverを実際に管理するときに利用する 管理ツールをもう少し詳しく見ていきます。

まず覚えておきたいのが、 サーバーマネージャー(Server Manager)です。

サーバーマネージャーを利用すると、 Windows Serverの状態を確認したり、 サーバーへ役割・機能を追加したり、 複数のサーバーをまとめて管理したりできます。

この記事のゴール
サーバーマネージャーが何をするためのツールなのかを理解し、 ダッシュボード・ローカルサーバー・すべてのサーバー・管理メニュー など、基本的な画面の見方と使い方をイメージできる状態を目指します。
目次

サーバーマネージャーとは?

サーバーマネージャーは、 Windows Serverを管理するための代表的なGUI管理ツールです。

Windows Serverの情報や状態を確認するだけでなく、 役割・機能の追加、管理対象サーバーの確認、 各種管理ツールの起動などを行えます。

📊
STATUS サーバーの状態確認

管理しているサーバーの状態や通知などを確認できます。

🧩
ROLES & FEATURES 役割・機能の管理

Windows Serverへ必要な役割や機能を追加・削除する際の入口になります。

🖥️
SERVER サーバー情報の確認

コンピューター名やネットワークなど、サーバーに関する情報を確認できます。

🛠️
TOOLS 管理ツールを起動

サーバー管理で利用する各種ツールへアクセスできます。

サーバーマネージャー=すべての設定を行う画面、ではありません

サーバーマネージャーはWindows Server管理の「入口」と考えると分かりやすいです。 実際の管理では、目的に応じてイベントビューアーやサービスなど、 ほかの管理ツールも利用します。

サーバーマネージャーの基本画面を見てみよう

サーバーマネージャーを開くと、 左側に管理項目、中央にサーバーの情報、 上部に管理用のメニューが表示されます。

Server Manager
Manage Tools View Help
Dashboard
Local Server
All Servers
File and Storage Services
Dashboard
LOCAL SERVER Local Server このサーバーの状態を確認
ALL SERVERS All Servers 管理対象サーバーを確認
ROLES Server Roles 役割ごとの状態を確認
NOTIFICATION Notifications 管理上の通知を確認

実際の表示内容は、 Windows Serverに追加されている役割や管理対象によって変わります。

まずは、 「左側で管理対象を選び、中央で状態を確認し、上部メニューから操作する」 という大まかな構造を覚えておけば十分です。

ダッシュボードでサーバー全体の状態を確認する

サーバーマネージャーを起動したときに表示される代表的な画面が ダッシュボード(Dashboard)です。

ダッシュボードでは、 管理しているサーバーや役割の状態をまとめて確認できます。

🖥️
SERVER 管理対象

管理しているサーバーを確認します。

🧩
ROLE 役割

追加されている役割などを確認します。

🔔
NOTICE 通知・状態

管理上確認が必要な情報を把握します。

サーバーマネージャーを開いたら、 まずダッシュボードから 管理対象のサーバーに問題がないか大まかに確認する という使い方ができます。

「ローカルサーバー」で自分自身の情報を確認する

左側にある ローカルサーバー(Local Server) を選択すると、現在操作しているWindows Server自身に関する情報を確認できます。

確認項目 内容
Computer name Windows Serverのコンピューター名
Domain / Workgroup 所属しているドメインまたはワークグループ
Ethernet ネットワークアダプターやネットワーク設定
Remote Desktop リモートデスクトップに関する状態
Windows Update Windows Updateに関する情報
Time zone サーバーのタイムゾーン

前の記事で学習したネットワーク設定など、 Windows Server自身に関する情報を確認するときにも利用します。

Local Server=「今操作しているサーバー自身」

最初はこのイメージで覚えておきましょう。 Windows Serverの名前やネットワークなど、 基本情報を確認するときの入口になります。

「すべてのサーバー」で管理対象を確認する

サーバーマネージャーには、 すべてのサーバー(All Servers) という項目もあります。

ここでは、 サーバーマネージャーで管理対象になっているWindows Serverを確認できます。

SERVER 01 Windows Server A
→
SERVER MANAGER 一元的に確認
←
SERVER 02 Windows Server B

つまりサーバーマネージャーは、 現在ログインしている1台だけを見るためのツールではなく、 複数のWindows Serverを管理するためにも利用できます。

初級段階では、 「Local Serverは自分自身、All Serversは管理対象全体」 という違いを理解しておけば問題ありません。

「管理」メニューから役割・機能を追加できる

サーバーマネージャー上部の 管理(Manage)メニューからは、 Windows Serverに対するさまざまな管理操作を開始できます。

代表的なのが、 役割と機能の追加(Add Roles and Features)です。

STEP 01 Manage
→
STEP 02 Add Roles and Features
→
STEP 03 役割・機能を選択

たとえばWindows ServerをDNSサーバーとして利用したい場合には、 必要に応じてDNS Serverの役割を追加します。

同じように、Webサーバーとして利用する場合には Web Server(IIS)など、用途に応じた役割を追加します。

⚠ 役割・機能をむやみに追加しない

Windows Serverでは、必要な役割・機能を用途に応じて追加します。 「使うかもしれないから」という理由ですべて追加するのではなく、 サーバーの用途や設計を確認して必要なものだけを導入することが基本です。

「ツール」メニューから管理ツールを起動する

サーバーマネージャー上部には、 ツール(Tools)メニューがあります。

ここからWindows Serverの管理で利用する さまざまな管理ツールを起動できます。

管理ツール 主な用途
Computer Management コンピューターに関する各種管理を行う
Event Viewer Windows Serverのイベントやエラーの記録を確認する
Services Windowsサービスを確認・管理する
Task Scheduler 指定した条件や時刻で処理を実行するタスクを管理する

また、DNS ServerやDHCP Serverなどの役割を追加すると、 その役割に対応する管理ツールが利用できるようになる場合があります。

Server Managerから別の管理ツールへ移動する

実務ではサーバーマネージャーだけですべてを完結させるのではなく、 サーバーマネージャーを入口として、 目的に合った管理ツールを開いて作業することがあります。

サーバーマネージャーの基本的な使い方を整理しよう

初めてサーバーマネージャーを利用すると、 表示されている項目が多く感じるかもしれません。

まずは、次の流れを意識すると理解しやすくなります。

01
ダッシュボードを確認する

管理対象サーバーや役割の状態を大まかに確認します。

02
Local Serverで基本情報を確認する

現在操作しているWindows Server自身の情報を確認します。

03
必要な管理操作を判断する

役割・機能の管理なのか、別の管理ツールが必要なのかを判断します。

04
ManageやToolsから操作する

目的に応じて役割・機能の追加や管理ツールの起動を行います。

サーバーマネージャーを閉じてもサーバーは停止しない

初心者のうちは、 「サーバーマネージャーを閉じたらサーバーの機能も停止するのでは?」 と疑問に思うかもしれません。

しかし、サーバーマネージャーは Windows Serverを管理するためのツールです。

サーバーマネージャーの画面を閉じても、 Windows Serverそのものが停止したり、 動作しているサーバー機能が一緒に停止したりするわけではありません。

SERVER Windows Server
≠
MANAGEMENT TOOL Server Manager

Windows Server本体と、それを管理するためのツールは別 と考えると理解しやすくなります。

理解度チェック:どこを確認する?

ここまで学習した内容を使って、 目的に応じてサーバーマネージャーのどこを確認するか考えてみましょう。

UNDERSTANDING CHECK

現在操作しているWindows Serverのコンピューター名やネットワーク情報を確認したい場合、まずどこを確認しますか?

正解:B. Local Server
Local Serverでは、現在操作しているWindows Server自身の コンピューター名やネットワークなどの基本情報を確認できます。

確認問題:サーバーマネージャーを理解できたか確認しよう

最後に3問の確認問題に挑戦してみましょう。

QUESTION 01

サーバーマネージャーの主な用途として最も適切なものはどれですか?

正解:A
サーバーマネージャーはWindows Serverの状態確認や、 役割・機能の管理などに利用する代表的なGUI管理ツールです。
QUESTION 02

「Add Roles and Features」を利用する目的として適切なものはどれですか?

正解:C
「Add Roles and Features」から、 Windows Serverの用途に応じた役割や機能を追加できます。
QUESTION 03

サーバーマネージャーを閉じた場合の説明として正しいものはどれですか?

正解:B
サーバーマネージャーは管理ツールです。 画面を閉じてもWindows Serverそのものが停止するわけではありません。

次はローカルユーザーとグループの管理を学ぼう

ここまでで、 サーバーマネージャーの基本画面と、 Windows Server管理における役割を理解できました。

次に学習するのは、 ローカルユーザーとグループの管理です。

Windows Serverでは、 「誰がサーバーへアクセスできるのか」 「どのユーザーにどの権限を与えるのか」 を管理する必要があります。

USER ローカルユーザー
→
GROUP ローカルグループ
→
MANAGEMENT ユーザー管理

次の記事では、 ローカルユーザーとローカルグループとは何か、 どのように作成・管理するのかを基礎から学習します。

まとめ

今回は、 Windows Serverのサーバーマネージャーについて学習しました。

01

サーバーマネージャーは Windows Serverを管理するための代表的なGUI管理ツール

02

Dashboardでは 管理対象サーバーや役割の状態をまとめて確認できる

03

Local Serverでは 現在操作しているWindows Server自身の情報を確認できる

04

Manageから役割・機能の管理、 Toolsから各種管理ツールの起動ができる

05

サーバーマネージャーはWindows Serverそのものではなく、 管理のための入口となるツール

NEXT LESSON

次は「ローカルユーザーとグループの管理方法」を学びましょう

サーバーマネージャーの基本を理解したら、 次はWindows Serverでユーザーとグループを管理する方法を学びます。 ローカルユーザー・ローカルグループの違いから、 基本的な作成・管理方法まで確認していきます。

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