Linuxトラブルシューティング完全ガイド|症状別チェックリストと原因・対処の総まとめ

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Linux障害対応で最も重要なのは、「症状を正しく切り分け、確認順を固定すること」です。

本記事は、実務でよくある障害パターンを症状別のチェックリストとして整理し、詳細記事(個別手順)へ最短で辿れるようにしたトラブルシューティングのまとめ記事です。

目次

このハブ記事でできること

  • 障害対応の「最初に見るべき順番」が分かる
  • 症状(通信できない/起動しない/遅い/突然再起動など)から原因へ辿れる
  • 個別の詳細手順(あなたの既存記事)へ迷わず飛べる

目次

  1. まず最初にやること(初動チェック)
  2. ログ調査の基本(最重要)
  3. サービスが起動しない/落ちる(systemd系)
  4. 通信できない/不安定(DNS/疎通/遅延)
  5. FW / SELinux / 権限で止まる
  6. cron・logrotateが動かない(自動化系)
  7. CPU/メモリ/ディスク/FD枯渇(リソース系)
  8. 時刻ずれ(NTP/chrony)
  9. NICが認識されない/仮想NIC変更で通信不能
  10. Web系(pingは通るがアクセス不可/503など)
  11. すぐ使える:症状→リンク早見表

まず最初にやること(初動チェック)

障害対応は「闇雲に設定を見る」のではなく、確認順を固定すると速くなります。

初動チェック(5分でやる)

  • 影響範囲:単一サーバか/複数サーバか/特定ユーザーのみか
  • いつから:直前に変更した設定・デプロイ・再起動の有無
  • 再現性:常に起きるか/断続的か
  • 一次切り分け:サービス/ネットワーク/リソース/セキュリティのどれっぽいか

「ログを見る」準備が整ったら、次へ進みます。

ログ調査の基本(最重要)

トラブル対応の勝率を上げるなら、まずはここを固めるのが最短です。

ポイント:「どのログを」「どの時間帯で」「何を根拠に異常と判断するか」を固定すると、調査がブレません。

サービスが起動しない/落ちる(systemd系)

最初に見るのは systemctl statusjournalctl です。

よくある症状

  • サービスが起動しない(failed)
  • 起動するがすぐ落ちる
  • 突然再起動を繰り返す

詳細手順(個別記事)

通信できない/不安定(DNS/疎通/遅延)

① まず疎通(ping)で切り分け

② pingは通るのにアクセスできない

③ 名前解決(DNS)がおかしい/不安定

④ ネットワークは生きているのに通信が遅い

FW / SELinux / 権限で止まる

「設定は正しいはずなのに通らない」は、FW/SELinux/権限の三点セットが多いです。

firewalld / firewall-cmd

SELinux

cron・logrotateが動かない(自動化系)

「手動なら動くのに自動だと動かない」は、環境変数(PATH)・権限・ログが鍵です。

cron

logrotate

CPU/メモリ/ディスク/FD枯渇(リソース系)

性能監視(まず土台)

メモリ枯渇(OOM Killer)

ファイルディスクリプタ枯渇

ディスク容量はあるのに書けない(inode等)

アーカイブ展開で失敗(tar EOFなど)

時刻ずれ(NTP/chrony)

時刻がズレると、認証・ログ相関・証明書・バッチ処理など、広範囲に影響します。

NICが認識されない/仮想NIC変更で通信不能

物理・ドライバ起因(NIC未認識)

仮想環境(NIC後付け/変更)

Web系(プロキシ/バックエンド/構成)

「Nginxは動いているのにバックエンドに繋がらない」など、構成依存の障害はチェックポイントを固定すると速いです。

すぐ使える:症状→リンク早見表

症状まず読む
サービスが起動しない/すぐ落ちるsystemctl/journalctl / 突然再起動
サーバが突然再起動した突然再起動のログ確認
pingが通らないpingが通らない切り分け
DNS名前解決できないDNSチェックリスト / dig/nslookup手順
ポートを開けたのに通信できないfirewalld / SELinux(非標準ポート)
cronが動かないチェックリスト / ログに出ないとき
メモリ不足っぽい(プロセスが落ちる)OOM Killer
ディスク容量はあるのに書けないinode/クォータ/tmpfs
ログローテーションされないlogrotateが動かない
時刻がずれる/認証が変NTP/chrony
NICが認識されない/仮想NIC変更で通信不能NIC未認識 / 仮想NIC変更
目次