AWSとは?クラウドの基本・できることを初心者向けにわかりやすく解説

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AWSを学び始めると、 EC2・S3・VPC・RDS・IAMなど、 たくさんのサービス名が登場します。

しかし、最初から個別サービスを暗記しようとすると、

AWSって結局何なの?
普通のサーバーと何が違うの?
なぜ企業はAWSを使うの?

という部分が曖昧なままになりがちです。

そこでこの記事では、 個別サービスを覚える前に、 「AWSとは何か」「クラウドとは何か」 という最も基本的な部分から学習します。

☁ AWS BEGINNER

この記事はAWS初級講座の一部です。 AWSを初めて学習する方でも理解できるよう、 クラウドの基本から順番に解説します。

AWS初級講座を見る →
LESSON GOAL この記事のゴール

AWSを 「インターネット上にあるよく分からないサーバー」 としてではなく、 必要なITリソースを必要なときに利用できる クラウドサービス として理解できる状態を目指します。

目次

AWSとは?

AWSは Amazon Web Services の略称です。

サーバー、ストレージ、データベース、 ネットワークなど、 システムを構築するために必要なITリソースを クラウド上で利用できます。

COMPUTE Server EC2など
STORAGE Storage S3など
DATABASE Database RDSなど
NETWORK Network VPCなど
SECURITY Security IAMなど

たとえば、 従来であれば物理サーバーを購入して OSをインストールしていたような処理も、 AWSではクラウド上に仮想サーバーを作成して利用できます。

AWS = ITインフラをクラウド上から利用できるサービス群

そもそもクラウドとは?

クラウドを理解するために、 まず従来のシステム構築を考えてみましょう。

自社でサーバーを用意する場合、 一般的には次のような作業が必要です。

01 Serverを購入
02 設置
03 Network接続
04 OS構築
05 運用

このように、 自社設備としてITインフラを用意する形を オンプレミス と呼びます。

一方クラウドでは、 クラウド事業者が用意したITリソースを ネットワーク経由で利用します。

USER 利用者
→ Internet →
AWS CLOUD
Server Storage Database Network
クラウドは「物理サーバーが存在しない」という意味ではない

実際にはAWS側のデータセンターに物理設備があります。 利用者がその設備を直接購入・設置するのではなく、 AWSが提供するサービスとして利用するという点が重要です。

オンプレミスとクラウドの違い

ON-PREMISES 自分たちで設備を用意

ServerやNetwork機器などを購入し、 自社やData Centerへ設置する。

  • Hardwareを購入する
  • 構築まで時間が必要
  • 設備を自分たちで管理
CLOUD / AWS 必要なResourceを利用

AWSが用意したIT Resourceを 必要なときに利用する。

  • 必要なResourceをすぐ作成
  • 利用量に応じた料金体系が中心
  • 物理設備はAWS側が管理

AWSを使うと何が変わる?

Webサーバーを1台用意するケースで比較してみましょう。

ON-PREMISES Serverを1台追加したい

① Hardware選定

② 購入・納品

③ Rackへ設置

④ Network接続

⑤ OS構築

AWS EC2を作成

① Instance設定

② OS Image選択

③ Network設定

④ 起動

AWSでは、 物理サーバーが納品されるのを待つのではなく、 クラウド上で必要なリソースを作成できます。

AWSではどんなものを利用できる?

AWSには非常に多くのサービスがありますが、 初心者の段階ですべて覚える必要はありません。

まずは、 次のような分類を理解しておけば十分です。

COMPUTE Amazon EC2

クラウド上で仮想サーバーを利用する。

STORAGE Amazon S3

ファイルなどのデータを保存する。

DATABASE Amazon RDS

DatabaseをManaged Serviceとして利用する。

NETWORK Amazon VPC

AWS上に論理的なNetworkを構築する。

SECURITY AWS IAM

AWSを操作できるユーザーや権限を管理する。

MONITORING Amazon CloudWatch

AWS Resourceの状態やMetricなどを監視する。

サービス名より「何をするサービスか」を理解しよう

最初は 「EC2=Server」 「S3=Storage」 「RDS=Database」 「VPC=Network」 程度のイメージから始めると理解しやすくなります。

AWSでWebシステムを作るとどうなる?

たとえば、 WebサイトをAWS上に構築するとします。

USER Internet
Amazon VPC
EC2 Web Server
RDS Database
S3 Storage

このように、 AWSでは1つの巨大なサービスを利用するというより、 目的に応じた複数のAWSサービスを組み合わせてシステムを作る というイメージが重要です。

「自分で管理する範囲」がサービスによって違う

AWSを学習するときに、 もう1つ重要なのが どこまでAWSが管理してくれるのか という考え方です。

EC2 利用者の管理範囲が広い

OSやApplicationなどを 利用者側で管理する。

RDS AWSが一部を管理

Database Serverの基盤部分などを AWS側が管理する。

S3 Infrastructureを意識しにくい

Storage Serverそのものを 利用者が構築する必要はない。

AWSでは、 サービスによって利用者とAWSの管理範囲が異なります。

この考え方は、 後の 責任共有モデル を理解するときにも重要になります。

AWS・クラウドを利用する主なメリット

01 必要なときにResourceを用意できる

物理Hardwareを購入して納品されるのを待たず、 必要なResourceを作成できます。

02 規模を変更しやすい

必要に応じてResourceの性能や台数を 変更しやすい特徴があります。

03 利用量に応じた料金体系

多くのサービスでは、 使用したResourceや利用時間などに基づいて料金が発生します。

04 世界各地のInfrastructureを利用できる

AWSは複数のRegionでInfrastructureを提供しています。

AWSは無料なの?

AWSを初めて学ぶと、 「クラウドだから無料で使える」 と誤解してしまうことがあります。

AWSは基本的に、 利用するサービスやResourceに応じて 料金が発生するサービスです。

RESOURCE EC2などを利用
USAGE 利用時間・容量など
COST 料金発生
IMPORTANT 学習用AWS環境でも料金管理は必要

作成したResourceを残したままにすると、 利用していないつもりでも料金が発生する場合があります。 AWSを実際に操作するときは、 Resource削除やBilling確認も意識しましょう。

AWSのサーバーはどこにある?

ここまで 「AWS上にServerを作る」 と説明してきました。

では、 そのAWS Resourceは 世界のどこに作られるのでしょうか?

JAPAN Tokyo
USA Virginia
EUROPE Frankfurt
ASIA Singapore

AWSでは、 世界を リージョン(Region) という単位に分けてInfrastructureを提供しています。

そして各リージョンの中には、 アベイラビリティゾーン(AZ) と呼ばれる単位があります。

AWS GLOBAL INFRASTRUCTURE
Region
AZ-A
AZ-B
AZ-C

この RegionとAZ は、 AWSを学ぶうえで非常に重要な基本概念です。

次の記事で詳しく学習します。

理解度チェック:どちらがクラウド?

次のうち、 AWSのクラウド利用に近い考え方はどちらでしょうか?

回答を選択してください

オンプレミスとクラウドの違いを思い出してみましょう。

実際に考えてみよう:どのAWSサービスを使う?

AWSでは、 やりたいことに応じてサービスを選択します。

次の要件に合うAWSサービスを選んでみましょう。

INTERACTIVE LAB

AWS Service Matching

AWS BEGINNER
QUESTION 1 / 4 AWS上に仮想Serverを作成したい
サービスを選択してください

Service名だけでなく、 「何をするServiceなのか」を考えてみましょう。

0 / 4

初心者が混乱しやすいポイント

① AWS=EC2ではない

EC2はAWSの中にある 1つのサービス です。

AWS
EC2 S3 RDS VPC IAM

AWSという大きなクラウドサービス群の中に、 EC2・S3・RDSなどが存在すると考えましょう。

② AWSを使えば全部AWSが管理してくれるわけではない

AWSが物理設備を管理してくれるからといって、 利用者が何もしなくてよいわけではありません。

たとえばEC2では、 OS設定やApplication設定など、 利用者側で管理する部分があります。

AWSを利用することと、運用責任がなくなることは別

「どこまでAWSが担当し、 どこから利用者が担当するのか」 という考え方は、 後の責任共有モデルで詳しく学習します。

③ クラウド=Internetに公開される、ではない

AWS上にResourceを作成したからといって、 必ずInternetからアクセスできるわけではありません。

VPC・Subnet・Route・Security Groupなどによって、 どのResourceへどこから通信できるかを設計します。

確認問題:AWSとクラウドの基本を確認しよう

QUESTION 01

AWSについて最も適切な説明はどれですか?

正解:B

AWSではCompute・Storage・Database・Networkなど、 システム構築に必要なさまざまなServiceを利用できます。

QUESTION 02

AWSで仮想Serverを利用するときの代表的なServiceはどれですか?

正解:A

Amazon EC2は、 AWS上で仮想Serverを利用する代表的なCompute Serviceです。

QUESTION 03

AWS Resourceを世界のどの地理的領域で利用するかを考える際、 基本となる単位はどれですか?

正解:C

AWSでは世界をRegionという地理的な単位に分けています。 次の記事ではRegionとAZの関係を詳しく学習します。

YOUR SCORE 0 / 3

3問に挑戦してみましょう。

まとめ

01

AWSは、 Server・Storage・Database・Networkなどの IT Resourceを利用できるCloud Service

02

Cloudでは、 自分で物理設備を購入する代わりに Cloud Providerが提供するResourceを利用する

03

AWSでは EC2・S3・RDS・VPCなど 複数のServiceを組み合わせてSystemを構築する

04

AWSを利用しても 利用者側で管理する部分は残る

05

AWS Infrastructureは Region・AZ という考え方で構成されている

次はAWSが「どこ」で動いているのか理解しよう

AWSがクラウドサービスであることを理解したら、 次に知っておきたいのが AWSのInfrastructureがどのように配置されているのか です。

REGION 地理的な領域
AVAILABILITY ZONE Region内の分離された拠点
DESIGN 可用性を考える

このRegionとAZの関係は、 この先のEC2・RDS・VPCなどを理解するときにも 重要な基礎になります。

NEXT LESSON

次は「AWSのリージョンとアベイラビリティゾーン(AZ)を理解する」を学びましょう

AWSの世界的なInfrastructureが RegionとAZ によってどのように構成されているのかを学習します。

「東京Regionとは何か」 「AZを分けると何がうれしいのか」 といったAWS設計の土台を理解していきます。

AWSのリージョンとAZを理解する
AWS BEGINNER

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