目次
1. エラー概要
SSH 接続を試みた際に以下のエラーが表示され、接続が拒否されることがあります。
ssh_exchange_identification: read: Connection reset by peer
このエラーは、サーバー側で接続が開始直後にリセットされた場合に発生します。原因は多岐にわたりますが、TCP Wrapper、同時接続数の制限、fail2ban などのセキュリティツールの影響が代表例です。
🔎 実務での切り分け順を知りたい方へ
ログ確認・リソース確認・ネットワーク確認など、Linux障害対応の基本フローを整理したまとめ記事はこちら。
▶ Linuxトラブルシューティング完全ガイド|症状別チェックリストと原因・対処の総まとめ
2. 主な原因と確認方法
2-1. TCP Wrapper (hosts.allow / hosts.deny)
- 対象ファイル
/etc/hosts.allow/etc/hosts.deny
- 原因
TCP Wrapper が設定されており、接続元 IP が拒否リストに該当している場合。 - 確認方法
cat /etc/hosts.allow cat /etc/hosts.deny
2-2. 同時接続数の制限
- 対象ファイル
/etc/ssh/sshd_config - 原因
SSH の同時接続数制限に達している場合。 - 関連パラメータ
MaxSessionsMaxStartups
- 確認方法
grep -E "MaxSessions|MaxStartups" /etc/ssh/sshd_config
2-3. fail2ban の影響
- 原因
不正アクセス防止ツールfail2banにより、接続元 IP がブロックされている場合。 - 確認方法
fail2ban-client status sshd fail2ban-client status sshd | grep -i banned
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3. 解決方法
3-1. TCP Wrapper の設定確認・修正
/etc/hosts.allowに許可設定を追加する。echo "sshd: 192.168.1.100" >> /etc/hosts.allow/etc/hosts.denyに不要な拒否設定があればコメントアウトする。
3-2. SSH 同時接続数の調整
sshd_configを編集し、制限値を緩和する。vi /etc/ssh/sshd_config例:MaxSessions 10 MaxStartups 10:30:100- 反映には SSH サービス再起動が必要。
systemctl restart sshd
3-3. fail2ban からの解除
- ブロックされている IP を確認。
fail2ban-client status sshd - IP を解除。
fail2ban-client set sshd unbanip <IPアドレス>
4. まとめ
- TCP Wrapper:接続元が拒否されていないか確認
- SSH 設定:同時接続数の上限を調整
- fail2ban:誤ってブロックされていないか確認
このエラーは「アクセスが完全に拒否されている」場合に発生するため、サーバーログ /var/log/secure や /var/log/auth.log も併せて確認すると原因特定がスムーズです。
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