Linuxコマンドとは?基本構造・オプション・引数と操作方法を初心者向けに解説

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前の記事では、 Ubuntu・Debian・Rocky Linuxなどの Linuxディストリビューション について学習しました。

では、実際にLinuxを操作するときには どうすればよいのでしょうか。

Linux Serverでは、 Terminalへ文字を入力して操作する CLI(Command Line Interface) がよく利用されます。

USER 👤 操作者
→
COMMAND $ ls
→
LINUX 🐧 処理を実行
Linuxコマンドは、
どのようなルールで入力すればよいのでしょうか?
🐧 LINUX BEGINNER

この記事はLinux初級講座の第3レッスンです。 Linuxを初めて学ぶ方は、講座の順番に進めていきましょう。

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LESSON GOAL この記事のゴール

Linux Commandを丸暗記するのではなく、 Command・Option・Argumentの役割を理解し、 Terminalへ基本的なCommandを入力して実行結果を読める 状態を目指します。

目次

Linuxコマンドとは?

Linux Commandとは、 Linuxへ「何をしてほしいか」を文字で指示するための命令 です。

たとえば、 現在いるDirectoryを確認したい場合は pwd を実行します。

Linux Terminal
$ pwd
/home/user

この場合、 Linuxへ 「現在の作業Directoryを表示して」 と指示しています。

INPUT pwd UserがCommandを入力
→
PROCESS Linux Commandを実行
→
OUTPUT /home/user 結果を表示

TerminalとShellの違いを簡単に理解しよう

Linuxを学習すると、 Terminalと Shell という言葉も出てきます。

TERMINAL Commandを入力・表示する画面
→
SHELL Commandを解釈するSoftware
→
LINUX 処理を実行

代表的なShellには Bash などがあります。

初級では「TerminalにCommandを入力し、Shellが解釈する」と理解すればOK

Shellの種類やShell Scriptについては、 Linux学習を進めてから詳しく学べます。

「$」や「#」は何を意味する?

Linux Terminalでは、 次のような表示をよく見ます。

user@linux:~$ ls

このCommand入力待ちを示す表示を Prompt と呼びます。

USER user
HOST linux
DIRECTORY ~
PROMPT $

環境によってPromptの表示形式は異なりますが、 一般Userでは $、 管理者権限を持つroot Userでは # が使われることがあります。

NORMAL USER $
ROOT USER #
本やWeb記事の「$」や「#」まで入力しない

たとえば $ ls と書かれている場合、 実際に入力するのは ls の部分です。

Linuxコマンドの基本構造

Linux Commandは、 代表的に次のような形で入力します。

command [option] [argument]

たとえば次のCommandを考えてみましょう。

COMMAND ls
OPTION -l
ARGUMENT /var/log
$ ls -l /var/log

それぞれの役割を整理すると、 次のようになります。

① Command:何をするか

Commandは、 Linuxへ実行してほしい処理そのもの です。

pwd 現在位置を表示
ls File一覧を表示
echo 文字列などを表示
uname System情報を表示

② Option:Commandの動作を変更する

Optionは、 Commandの動作や表示方法を変更するための指定 です。

たとえば ls だけを実行すると、 File名などが簡単に表示されます。

$ ls
Documents  Downloads  sample.txt

一方、 -l Optionを付けると、 より詳しい情報を表示できます。

$ ls -l
drwxr-xr-x 2 user user 4096 Documents
drwxr-xr-x 2 user user 4096 Downloads
-rw-r--r-- 1 user user  128 sample.txt
WITHOUT OPTION ls

File名などを簡単に表示

WITH OPTION ls -l

詳細情報を表示

Optionは「-」や「–」から始まることが多い

たとえば -l、 -a、 --help などがあります。 ただしCommandによって利用できるOptionは異なります。

③ Argument:何を対象にするか

Argumentは、 Commandが処理する対象などを指定する値 です。

たとえば、

$ ls /var/log

では、

COMMAND ls 一覧を表示する
+
ARGUMENT /var/log 対象Directory

となります。

つまり、 「/var/log Directoryの中身を表示する」 という意味です。

Command・Option・Argumentをまとめて読んでみよう

ls -l /var/log
ls 何をする? File一覧を表示
-l どう表示する? 詳細形式
/var/log 何を対象にする? /var/log
COMMAND 何をする? + OPTION どう動かす? + ARGUMENT 何を対象にする?

CommandはSpaceで区切って入力する

Linuxでは、 Command・Option・Argumentを Spaceで区切って入力 します。

ls SPACE -l SPACE /var/log

たとえば、

$ echo hello

なら、 echo がCommand、 hello がArgumentです。

$ echo hello
hello

Linuxでは大文字・小文字を区別する

Linuxを操作するときに、 初心者が特につまずきやすいのが 大文字・小文字の違い です。

CORRECT ls
DIFFERENT LS

Linuxでは ls と LS は別の文字列として扱われます。

$ LS
bash: LS: command not found
File名やDirectory名でも大文字・小文字は区別される

たとえば sample.txt と Sample.txt は別のFileとして扱われます。

Commandを間違えるとErrorが表示される

Linux Commandを使っていると、 Errorを見ることも多くあります。

たとえば存在しないCommandを入力すると、

$ lss
bash: lss: command not found

のように表示されます。

INPUT lss
→
ERROR command not found

これは、 その名前のCommandを見つけられなかった という意味です。

Command名を打ち間違えていない?
大文字・小文字は正しい?
そのCommandはInstallされている?

Commandの使い方が分からないときは?

Commandによっては --help Optionを使って、 簡単な使用方法を確認できます。

$ ls --help

またLinuxでは、 man を利用してManualを確認する方法もあります。

$ man ls
command --help 簡単に確認
man command Manualを確認
Commandをすべて暗記する必要はありません

実務でもHelpやManualを確認しながら操作します。 重要なのは 「何を確認したいか」と「Commandの基本的な読み方」 を身につけることです。

ここで実際に試してみよう:Linuxコマンド入力練習

疑似TerminalへCommandを入力して、 Command・Option・Argumentの違いを確認してみましょう。

INTERACTIVE LAB

Linux Command Practice

BEGINNER
● ● ● user@linux
Linux command practice
pwd / ls / ls -l / echo hello / uname を試してみましょう。
user@linux:~$
TRY COMMAND

Commandを実行してみましょう

Command名だけの場合と、OptionやArgumentを付けた場合の違いを確認してください。

理解度チェック:Commandの構造を分解してみよう

次のCommandを確認してください。

ls -l /home/user

この中の -l は何でしょうか?

回答を選択してください

「何をする」「どう動かす」「何を対象にする」のどれかを考えましょう。

Linuxを操作するなら、まずDirectory移動を覚えよう

Linux Commandの基本的な読み方は理解できました。

ここからは、 実際にLinuxの中を移動しながら FileやDirectoryを操作していきます。

pwd 今どこにいる?
→
ls 何がある?
→
cd 移動する
「今どこにいるのか」
「どんなFileやDirectoryがあるのか」
「別のDirectoryへどう移動するのか」
を確認するにはどうすればよいでしょうか?

次の記事では、 Linux操作の基本となる pwd・ls・cd を実際に使いながら学習します。

確認問題:Linuxコマンドの基本を理解できたか確認しよう

QUESTION 01

Linux CommandにおけるOptionの役割として正しいものはどれですか?

正解:B

OptionはCommandへ追加の指定を行い、 動作や表示方法などを変更します。

QUESTION 02

「ls -l /var/log」の「/var/log」は何ですか?

正解:C

/var/logはlsが処理する対象Directoryを指定しているため、 Argumentです。

QUESTION 03

「command not found」と表示された場合に最初に確認したいことはどれですか?

正解:A

Command名の入力ミスや大文字・小文字の違い、 CommandがInstallされているかなどを確認します。

YOUR SCORE 0 / 3

3問に挑戦してみましょう。

まとめ

01

Linux Commandは Linuxへ処理内容を文字で指示するための命令

02

基本構造は command [option] [argument] として考えると理解しやすい

03

Optionは Commandの動作や表示方法を変更 する

04

Argumentは Commandが処理する対象などを指定 する

05

Linuxでは大文字・小文字が区別され、 Error Messageも 障害を理解するための重要な情報 になる

NEXT LESSON

次は「pwd・ls・cdコマンドでディレクトリを操作する」を学びましょう

Linux Commandの基本構造と、 Option・Argumentの役割を理解しました。

次は実際のLinux操作へ進みます。

pwdで現在位置を確認し、 lsでDirectoryの中身を確認し、 cdで別のDirectoryへ移動する というLinux操作の基本を、 疑似Terminalを使って学習します。

pwd・ls・cdコマンドでディレクトリを操作する →
LINUX BEGINNER

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