cat・less・head・tailコマンドでファイル内容を確認する方法

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前の記事では、 mkdir・rmdirコマンドを使ってDirectoryを作成・削除する方法 を学びました。

ここまでで、 Linux上のFileやDirectoryを 作成・移動・削除できるようになってきました。

次に必要になるのが、 Fileの中身を確認する操作 です。

cat 全文表示 File全体を見る
less 画面単位で確認 長いFileを見る
head 先頭を確認 最初の数行を見る
tail 末尾を確認 最後の数行を見る
設定Fileの中身を全部確認したい。
長いLogを少しずつ読みたい。
最初や最後の数行だけ確認したい。
そんなときに使うのがcat・less・head・tailです。
🐧 LINUX BEGINNER

この記事はLinux初級講座の第7レッスンです。 Linuxを初めて学ぶ方は、講座の順番に進めていきましょう。

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LESSON GOAL この記事のゴール

Fileの大きさや確認したい場所に応じて、 cat・less・head・tailを使い分けられる ようになることを目指します。

目次

Linuxではファイルの中身を確認する機会が多い

Linux Serverでは、 さまざまな情報がFileとして保存されています。

CONFIG 設定File /etc/hosts
LOG Log File /var/log/messages
TEXT Text File memo.txt

そのため、 Linuxを操作するときには 「Fileの内容を読む」Command を頻繁に利用します。

catコマンド:ファイル全体を表示する

catは、 Fileの内容をTerminalへ表示するCommandです。

基本形は次の通りです。

cat ファイル名

たとえば memo.txt の内容を確認する場合、

Linux Terminal
$ cat memo.txt
Linux study memo
pwd : current directory
ls  : list files
cd  : change directory

Fileの内容が 最初から最後まで一気に表示 されます。

catは短いファイルの確認に向いている

catは非常に簡単ですが、 Fileが長い場合は大量の文字が一気にTerminalへ流れてしまいます。

GOOD 短いFile

設定の一部や短いText Fileを すぐ確認したい場合に便利です。

CAREFUL 長いFile

数百・数千行あるLogなどは catでは読みにくくなることがあります。

cat -nで行番号を付けて表示できる

-n Optionを付けると、 各行に行番号を付けて表示できます。

cat -n memo.txt
$ cat -n memo.txt
     1  Linux study memo
     2  pwd : current directory
     3  ls  : list files
     4  cd  : change directory

「何行目に何が書かれているか」を確認したい場合に便利です。

lessコマンド:長いファイルを少しずつ確認する

lessは、 長いFileを 画面単位で確認するためのCommand です。

less ファイル名

たとえば、

$ less app.log

と実行すると、 File全体を一気にTerminalへ流すのではなく、 lessの閲覧画面 で内容を確認できます。

2026-08-15 10:00:01 INFO  Application started
2026-08-15 10:00:02 INFO  Database connected
2026-08-15 10:00:05 INFO  Request accepted
2026-08-15 10:00:07 WARN  Response delayed
2026-08-15 10:00:09 INFO  Request completed

app.log

lessで覚えておきたい基本操作

Space 次の画面へ
b 前の画面へ
/文字列 文字列を検索
q lessを終了
「lessを終了できない」は初心者によくある

lessでFileを開いたあと通常のPromptへ戻りたい場合は、 qキー を押します。

catとlessの違い

cat 一気に表示

短いFileを素早く確認するのに向いています。

less 少しずつ表示

長いFileやLogを読み進めるのに向いています。

SHORT FILE cat LONG FILE less

headコマンド:ファイルの先頭を確認する

headは、 Fileの 先頭部分だけを表示するCommand です。

head ファイル名

標準では、 先頭10行を表示します。

$ head app.log
2026-08-15 10:00:01 INFO  Application started
2026-08-15 10:00:02 INFO  Database connected
2026-08-15 10:00:03 INFO  Service initialized
2026-08-15 10:00:04 INFO  Listening on port 8080
...

head -nで表示する行数を指定する

表示する行数を変更したい場合は、 -n を利用できます。

head -n 3 app.log
$ head -n 3 app.log
2026-08-15 10:00:01 INFO  Application started
2026-08-15 10:00:02 INFO  Database connected
2026-08-15 10:00:03 INFO  Service initialized

これで先頭3行だけ確認できます。

tailコマンド:ファイルの末尾を確認する

tailは、 Fileの 最後の部分を表示するCommand です。

tail ファイル名

標準では、 末尾10行を表示します。

$ tail app.log
2026-08-15 10:10:01 INFO  Request received
2026-08-15 10:10:02 INFO  Processing request
2026-08-15 10:10:03 WARN  Response delayed
2026-08-15 10:10:04 INFO  Request completed

tail -nで末尾の行数を指定する

headと同じように、 -n で表示する行数を指定できます。

tail -n 3 app.log
$ tail -n 3 app.log
2026-08-15 10:10:02 INFO  Processing request
2026-08-15 10:10:03 WARN  Response delayed
2026-08-15 10:10:04 INFO  Request completed

tail -fでログをリアルタイムに確認する

Linux Server運用で非常によく使われるのが tail -f です。

tail -f app.log

-f を付けると、 Fileへ新しい行が追加されたときに その内容を継続して表示 できます。

APPLICATION 新しいLogを出力
FILE app.logへ追記
TAIL -F Terminalへ表示
$ tail -f app.log
2026-08-15 10:10:03 WARN  Response delayed
2026-08-15 10:10:04 INFO  Request completed
2026-08-15 10:10:08 INFO  New request received
2026-08-15 10:10:09 INFO  New request completed
tail -fは障害調査でもよく使う

Applicationを操作しながらLogを監視すると、 「その操作をした瞬間にどんなLogが出たか」を確認できます。

tail -fを終了するにはCtrl + C

tail -fは継続してFileを監視するため、 自動ではPromptへ戻りません。

終了するときは、 Ctrl + C を利用します。

Ctrl + C
lessは q、tail -fは Ctrl + C

Linux初心者は、 「Commandを実行したら元の画面へ戻れない」 と戸惑いやすいので、この2つは覚えておきましょう。

4つのコマンドをどう使い分ける?

やりたいこと Command
短いFileを全部見る cat
長いFileを読み進める less
Fileの最初だけ見る head
Fileの最後だけ見る tail
Logを継続監視する tail -f

ここで実際に試してみよう:ファイル内容確認シミュレーター

同じ app.log に対して、 cat・head・tailを実行し、 出力の違いを確認してみましょう。

INTERACTIVE LAB

Linux File Viewer

LOG FILE
TARGET FILE app.log 12 lines
user@linux
Linux file viewing practice
cat / head / tail / less を試してみましょう。
user@linux:~$
TRY COMMAND

まずcat app.logを試してみましょう

同じFileでもCommandによって表示される範囲が変わります。

理解度チェック:障害発生直前のログを確認するなら?

Applicationで障害が発生しました。 最新のLog数行だけ をまず確認したいとします。

?

最も適したCommandはどれでしょうか?

回答を選択してください

最新のLogはFileの先頭と末尾のどちらに追加されることが多いか考えてみましょう。

実務ではログ確認から障害調査が始まることも多い

Linux ServerでApplication障害が発生した場合、 次のような流れで確認することがあります。

01 tail app.log 最新Logを確認
02 less app.log 前後のLogを詳しく確認
03 /ERROR less内でErrorを検索

さらに、 大量のLogから ERRORという文字列だけを抽出 したい場合もあります。

そこで次に利用するのが、 grep です。

大量のファイルやログから目的の情報を探すには?

File内容を表示できるようになっても、 数千行あるLogを1行ずつ目で探すのは大変です。

grep 文字列を検索 ERRORを含む行だけ抽出
find Fileを検索 指定したFileを探す
数千行のLogからERRORだけ探したい。
Server内のどこに設定Fileがあるか探したい。
そんなときはどうすればよいのでしょうか?

次の記事では、 grep・findコマンドを使って文字列やFileを検索する方法 を学習します。

確認問題:cat・less・head・tailを理解できたか確認しよう

QUESTION 01

短いFileの内容をすべてTerminalへ表示したい場合に適しているCommandはどれですか?

正解:A

catはFileの内容を最初から最後までTerminalへ表示します。

QUESTION 02

Fileの先頭3行だけ確認したい場合はどれですか?

正解:C

headは先頭部分を表示し、 -n 3で表示行数を3行に指定できます。

QUESTION 03

Application Logへ新しく追加される内容を継続して監視したい場合はどれですか?

正解:B

tail -fはFile末尾を表示し続け、 新しい行が追記されるとその内容も表示します。

YOUR SCORE 0 / 3

3問に挑戦してみましょう。

まとめ

01

cat File全体をTerminalへ表示 する

02

less 長いFileを画面単位で確認 するのに便利

03

headはFileの 先頭部分を確認 する

04

tailはFileの 末尾部分を確認 する

05

tail -fを使うと Logの追記を継続して監視 できる

NEXT LESSON

次は「grep・findコマンドでファイルや文字列を検索する」を学びましょう

cat・less・head・tailを使って、 Fileの内容を目的に応じて確認する方法を学びました。

次は、 大量のFileやLogから 必要な情報だけを探し出す操作 に進みます。

grepでFile内の文字列を検索し、 findでDirectory内から目的のFileを探す方法を 疑似Terminalを使って学習します。

grep・findコマンドでファイルや文字列を検索する
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