【AWS】Amazon EC2とは?インスタンス・AMI・インスタンスタイプの基本を初心者向けに解説

  • URLをコピーしました!

前の記事では、 VPC EndpointのGateway型とInterface型を学びました。

ここまでのAWS中級講座では、 VPC・サブネット・ルートテーブル・IGW・NAT Gatewayなど、 AWS上にネットワークを作るための仕組みを学んできました。

NETWORK VPC
NETWORK Subnet
ROUTING Route Table
COMPUTE EC2

ネットワークを用意したら、 その上でWebサーバーやアプリケーションサーバーなどを 動かしたくなります。

QUESTION AWS上にサーバーを
用意するにはどうすればいい?

そこで登場する代表的なサービスが、 Amazon EC2です。

☁ AWS INTERMEDIATE

この記事はAWS中級講座のレッスン8です。 AWSの代表的な仮想サーバーサービスである Amazon EC2の基本を学びます。

AWS中級講座を見る →
LESSON GOAL この記事のゴール

Amazon EC2とは何かを理解し、 インスタンス・AMI・インスタンスタイプ・EBS など、EC2を構成する基本要素を説明できるようになることを目指します。

目次

Amazon EC2とは?

Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)は、 AWS上で仮想サーバーを利用できるサービスです。

オンプレミス環境でサーバーを用意する場合、 物理サーバーを購入して、 ラックへ設置し、OSをインストールする必要があります。

ON-PREMISES 物理サーバー
SERVER

購入・設置・OS構築などが必要

VS
AWS Amazon EC2
EC2

必要なときに仮想サーバーを作成

EC2を利用すれば、 AWSの管理画面などから必要な設定を選択することで、 仮想サーバーを作成できます。

POINT Amazon EC2 = AWS上で利用できる仮想サーバー

EC2インスタンスとは?

EC2を学ぶと、 インスタンスという言葉が頻繁に登場します。

EC2では、 作成した1台の仮想サーバーを EC2インスタンスと呼びます。

AMAZON EC2
INSTANCE Web Server EC2
INSTANCE App Server EC2
INSTANCE Batch Server EC2
WORD EC2インスタンス
= 1台の仮想サーバー

EC2を作成するときに決めるもの

EC2インスタンスを作成するときは、 いくつかの設定を組み合わせます。

01 OS / TEMPLATE AMI
02 CPU / MEMORY Instance Type
03 NETWORK VPC / Subnet
04 STORAGE EBS
05 SECURITY Security Group

最初からすべてを覚える必要はありません。

まずは、 「どのOSを使うか」「どのくらいの性能にするか」 「どのネットワークへ配置するか」 を選んでサーバーを作る、 というイメージを持っておきましょう。

AMIとは?

EC2インスタンスを作成するとき、 最初に必要になるのが AMI(Amazon Machine Image)です。

AMIは、 EC2インスタンスを起動するために必要な イメージ(テンプレート)です。

TEMPLATE AMI OSなどの情報
INSTANCE EC2 Virtual Server

たとえば、 Amazon LinuxのAMIを選択すれば、 Amazon Linuxを利用するEC2インスタンスを作成できます。

AMI Amazon Linux
AMI Ubuntu
AMI Windows Server
AMI 「どのようなサーバーを作るか」の 元になるイメージ

インスタンスタイプとは?

次に決めるのが、 インスタンスタイプです。

インスタンスタイプは、 EC2インスタンスに割り当てる CPU・メモリなどの性能を決めるものです。

INSTANCE TYPE
t3.micro
FAMILY t3

インスタンスファミリー

SIZE micro

インスタンスサイズ

インスタンスタイプには、 用途に応じてさまざまなファミリーがあります。

GENERAL 汎用

バランス型

COMPUTE コンピューティング最適化

CPU性能を重視

MEMORY メモリ最適化

大量のメモリを利用

INSTANCE TYPE EC2インスタンスの CPU・メモリなどの性能を決める

EC2はVPCとサブネットの中に配置する

ここで、 これまで学んできたVPCの知識がつながります。

EC2インスタンスを起動するときは、 どのVPC・どのサブネットへ配置するか を指定します。

VPC 10.0.0.0/16
PUBLIC SUBNET 10.0.1.0/24
EC2 INSTANCE Web Server 10.0.1.10
PRIVATE SUBNET 10.0.2.0/24
EC2 INSTANCE App Server 10.0.2.10

たとえば、 インターネットからアクセスさせるWebサーバーは パブリックサブネット、 外部から直接アクセスさせたくないサーバーは プライベートサブネットに配置する、 といった設計ができます。

EC2のプライベートIPとパブリックIP

EC2インスタンスには、 ネットワーク通信用のIPアドレスが割り当てられます。

PRIVATE IPv4 10.0.1.10

VPC内部での通信などに使用

PUBLIC IPv4 203.0.113.x

インターネットとの通信に使用

プライベートIPv4アドレスは サブネットのIPアドレス範囲から割り当てられます。

一方で、 パブリックIPv4アドレスを利用する場合でも、 インターネット通信には Internet Gatewayやルートテーブルなどの設定 が必要です。

IMPORTANT

「パブリックIPがある=必ずインターネットから接続できる」 という意味ではありません。 ルートテーブルやSecurity Groupなどの設定も 通信可否に関係します。

Security GroupでEC2への通信を制御する

EC2インスタンスへの通信を制御するときに登場するのが、 前の記事でも学習した Security Groupです。

CLIENT Internet
SECURITY GROUP TCP / 443
INSTANCE EC2

たとえばWebサーバーとして利用するEC2で HTTPS通信を受け付けたい場合、 Security GroupでTCP/443を許可します。

NETWORK Subnet
ROUTING Route Table
SECURITY Security Group

EC2の通信を考えるときは、 「どこに配置されているか」「どこへルーティングされるか」 「Security Groupで許可されているか」 を確認することが重要です。

Amazon EBSとは?

EC2で利用する代表的なストレージが、 Amazon EBS(Elastic Block Store)です。

EBSは、 EC2インスタンスに接続して利用できる ブロックストレージです。

COMPUTE EC2 Instance
CPU / Memory
STORAGE EBS Volume
DISK

イメージとしては、 EC2がサーバー本体、EBSがディスク と考えると分かりやすいでしょう。

EBS EC2で利用する代表的な ブロックストレージ

キーペアとは?

EC2インスタンスへログインするときに利用される仕組みとして、 キーペアがあります。

USER Administrator Private Key
AUTHENTICATION Key Pair
SERVER EC2

Linuxインスタンスでは、 SSH接続の認証にキーペアを利用できます。

秘密鍵は重要な認証情報なので、 安全に管理する必要があります。

EC2インスタンスの起動・停止・終了

EC2インスタンスには、 いくつかの状態があります。

01 Running

起動中

02 Stopped

停止中

03 Terminated

終了

CAUTION 停止と終了は意味が違う

「停止」は再び起動できますが、 「終了(Terminate)」すると そのEC2インスタンスは削除されます。

EC2インスタンスを作成する流れ

ここまでの内容を使って、 EC2インスタンスを作る流れを整理してみましょう。

01 IMAGE AMIを選択
02 PERFORMANCE インスタンスタイプ
03 NETWORK VPC / Subnet
04 STORAGE EBS
05 SECURITY Security Group
06 LAUNCH EC2起動

あなたならどこへEC2を配置する?

これまで学んだVPCの知識を使って、 EC2の配置を考えてみましょう。

REQUIREMENT インターネットから直接アクセスさせたくない
アプリケーションサーバーをEC2で構築したい

EC2を配置するサブネットとして、 どちらが適しているでしょうか。

どちらか選択してください

外部から直接アクセスさせる必要があるかを考えてみましょう。

確認問題:Amazon EC2

QUESTION 01

EC2インスタンスを起動するための イメージ(テンプレート)はどれですか?

正解:B

AMI(Amazon Machine Image)は、 EC2インスタンスを起動するために必要な イメージです。

QUESTION 02

EC2のCPU・メモリなどの性能を 決めるものはどれですか?

正解:C

インスタンスタイプによって、 EC2へ割り当てるCPU・メモリなどの リソース構成が決まります。

QUESTION 03

EC2で利用する代表的な ブロックストレージはどれですか?

正解:A

Amazon EBSは、 EC2インスタンスで利用できる 代表的なブロックストレージです。

YOUR SCORE 0 / 3

3問に挑戦してみましょう。

まとめ

01

Amazon EC2は、 AWS上で利用できる 仮想サーバーサービス

02

1台の仮想サーバーを EC2インスタンスと呼ぶ

03

AMIは EC2を起動するためのイメージ

04

インスタンスタイプで CPU・メモリなどの性能を決める

05

EC2は VPC・サブネットの中に配置する

06

Security Groupで EC2への通信を制御する

07

Amazon EBSは EC2で利用する代表的なブロックストレージ

次はAWSの代表的なストレージ「Amazon S3」へ

Amazon EC2では、 AWS上に仮想サーバーを作成できることを学びました。

COMPUTE Amazon EC2

サーバー

STORAGE Amazon S3

オブジェクトストレージ

AWSではサーバーだけでなく、 ファイルやバックアップ、画像などのデータを保存するための さまざまなストレージサービスも提供されています。

その中でも、 AWSを学ぶうえで必ず理解しておきたいのが Amazon S3です。

NEXT CONCEPT Amazon S3

次の記事では、 バケット・オブジェクト・キーなど、 Amazon S3を理解するための基本を学びます。

NEXT LESSON AWS INTERMEDIATE 09

Amazon S3の基本を理解する

EC2でコンピューティングの基本を理解したら、 次はAWSを代表するストレージサービスを学びましょう。

次の記事では、 Amazon S3の基本を 初心者向けに整理していきます。

Amazon S3の基本を理解する
AWS INTERMEDIATE

AWS中級講座へ戻る

AWS中級講座の記事一覧から、 学習したいレッスンを確認できます。

← AWS中級講座へ戻る
目次