AIワークロードの種類【予測・分類・異常検知・生成AI】

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目次

この記事でわかること

  • AIワークロードとは何か
  • 代表的なAIワークロードの種類
  • それぞれの違いと判断基準
  • Azure AIサービスとの対応関係
  • AI-900試験での出題ポイント

AIワークロードとは?

AIワークロードとは、
AIを使って「何をしたいのか」を目的別に分類した考え方です。

Azure AI-900では、 「この課題はどのAIワークロードで解決できるか?」 を判断できるかが重視されます。

AIワークロード全体像

ワークロード目的代表例
予測将来の数値を推定売上予測・需要予測
分類カテゴリを判定画像分類・感情分析
異常検知通常と異なる状態を検出不正検知・障害検知
生成AI新しいコンテンツを生成文章生成・要約

① 予測(Prediction)ワークロード

概要

予測とは、
過去データをもとに未来の数値を推定するAIワークロードです。

代表例

  • 売上予測
  • 需要予測
  • 在庫数の予測

特徴

  • 出力は「数値」
  • 回帰モデルを使用
  • 連続値を扱う

Azureでの対応

  • Azure Machine Learning

未来を当てる用途なら予測ワークロードです。

② 分類(Classification)ワークロード

概要

分類とは、
入力データをあらかじめ決められたカテゴリに振り分けるAIです。

代表例

  • スパムメール判定
  • 画像分類(犬・猫)
  • 感情分析(ポジティブ/ネガティブ)

特徴

  • 出力は「ラベル」
  • 教師あり学習が中心

Azureでの対応

  • Azure AI Vision
  • Azure AI Language

正解があらかじめ決まっている場合は分類です。

③ 異常検知(Anomaly Detection)ワークロード

概要

異常検知とは、
通常状態から外れたデータを検出するAIワークロードです。

代表例

  • 不正取引検知
  • 機器故障の兆候検出
  • アクセス異常検知

特徴

  • 「正常」とのズレを検出
  • 正解ラベルが不要な場合もある

Azureでの対応

  • Azure AI Anomaly Detector
  • Azure Machine Learning

何が異常か定義しづらい場合に有効です。

④ 生成AI(Generative AI)ワークロード

概要

生成AIとは、
新しいコンテンツを生成するAIワークロードです。

代表例

  • 文章生成
  • 要約
  • 質問応答

特徴

  • 出力は毎回異なる
  • 確率的に生成
  • 正解が一つではない

Azureでの対応

  • Azure OpenAI Service

創造的な作業を支援するのが生成AIです。

ワークロード選定の判断基準(試験頻出)

課題選ぶべきワークロード
将来の数値を知りたい予測
カテゴリ分けしたい分類
異常を見つけたい異常検知
文章や回答を作りたい生成AI

Azure AI-900試験での出題ポイント

  • 課題に適したAIワークロードの選択
  • 分類と予測の違い
  • 生成AIの特徴理解

「何をしたいか」→「ワークロードを選ぶ」 この思考が合否を分けます。

まとめ

  • AIワークロードは目的別分類
  • 予測:未来の数値
  • 分類:カテゴリ判定
  • 異常検知:通常からの逸脱
  • 生成AI:新しいコンテンツ作成
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